妊娠中に突然泣けてくる。これって普通?ホルモンと東洋医学から見る情緒不安定の原因とケア
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妊娠中の心とお体ケアも重要です
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妊娠中に突然泣けてくる。これって普通?
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夜、家族が寝静まったあと、スマートフォンの検索窓に「妊娠中 突然泣ける」「妊娠中 情緒不安定 つらい」と打ち込んだことはありませんか。
理由もなくこみ上げてくる涙。夫のちょっとした一言にイライラして、そのあと自己嫌悪に陥る。お腹は少しずつ大きくなっていくのに、自分の体がどんどん変わっていくことへの戸惑い。友人や職場の同僚が変わらない日常を送っている中で、自分だけが取り残されていくような焦り。
こうした感情の波は、多くの妊婦さんが経験しながらも、なかなか人に話しづらいものです。「せっかく授かった命なのに、こんなことで泣くなんて」と自分を責めてしまう方も少なくありません。
まずお伝えしたいのは、これは妊婦さんであるあなたの性格や気持ちの弱さの問題ではないということです。妊娠中の妊婦さん特有の身体の変化が、感情の揺れとして表れているだけなのです。
なぜ妊娠中は涙もろくなるのか。3つの背景
1. ホルモンバランスの急激な変化
妊娠すると、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌量は、非妊娠時と比べて大きく変化します。これらのホルモンは気分の調整に関わる脳内の神経伝達物質とも関連しており、分泌量の増減が感情の起伏として現れやすくなります。特に妊娠初期と後期はホルモンの変動幅が大きく、涙もろさやイライラを感じやすい時期とされています。
2. 脳と腸の乱れによるセロトニン不足
「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンは、その大部分が腸で作られています。つわりによる食生活の乱れや、運動不足・水分不足による便秘は、腸内環境を乱し、結果としてセロトニンの産生や働きに影響を及ぼすことがあります。腸の状態と気分の安定が密接に関わっていることは、脳腸相関として近年の研究でも注目されている分野です。まだ研究が必要であります。
3. 東洋医学における「血(けつ)の消耗」と「気の滞り」
東洋医学では、妊娠中は胎児を育てるために母体の「血(けつ)」が優先的に使われると考えます。血は精神を落ち着かせ、心を養う働きを持つとされ、その消耗は情緒の不安定さにつながりやすいとされています。また、体を締めつける衣類や運動不足、冷えによって「気」の巡りが滞ると、これも同様に気持ちの重さやイライラとして表れやすくなります。特に妊娠中は下半身の冷えを訴える方が多く、冷えと情緒の関係は臨床の現場でもよく見られる組み合わせです。
ケアとしての鍼灸・お灸・マタニティ整体
お灸と鍼で、こわばった心と体をゆるめる
妊娠中は、気づかないうちに体も心も緊張しっぱなしになっています。お灸や鍼には、そのこわばりをゆるめて、自律神経の乱れを整える働きがあるとされています。「気を張っていた糸がふっとゆるむ」ような感覚を得られる方も多く、涙もろさやイライラの裏にある緊張がやわらぐことが期待できます。
特にお灸は、じんわりとした温かさが体の内側まで届くケアです。冷えは東洋医学でいう「気の滞り」の大きな原因のひとつ。お腹や腰まわりをじっくり温めることで、巡りが良くなり、気持ちも軽くなっていきます。
「鍼やお灸って本当に効果があるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。実は妊娠中の気分の落ち込みに対する鍼治療の効果は、国内外の研究でも報告されており、薬に頼りたくない妊婦さんの選択肢のひとつとして注目されています。難しい理屈は抜きにして、まずは「体を緩めてあげる時間」として、気軽に頼っていただければと思います。
マタニティ整体による骨格・呼吸へのアプローチ
お腹が大きくなるにつれて、体の重心は前方に移動し、脊椎や肋骨、骨盤まわりには通常とは異なる負担がかかります。脊椎の調整や肋骨の動きの改善は、呼吸に使われる筋肉の緊張をゆるめ、深い呼吸を取り戻す助けになります。呼吸が浅くなると自律神経も乱れやすくなるため、呼吸のしやすさを取り戻すことは、体だけでなく気持ちの面にもよい影響を与えます。
また、骨盤や仙腸関節の調整によって骨格筋全体の緊張がゆるむと、体の重だるさが軽減し、結果として気持ちの余裕にもつながっていきます。施術中の体勢についても、お腹に負担がかからないよう、横向きや仰向けなど、その時の体調に合わせた無理のない姿勢で行います。
自宅での施術が難しい方へ。ホテル・宿泊施設への出張について
「つわりで部屋を片付ける余裕がない」「里帰り中でホテルに滞在している」「実家では落ち着いて施術を受けにくい」——そうした事情から、自宅以外の場所での施術を希望される方も多くいらっしゃいます。
Harinoaでは、ホテルや宿泊施設の客室への出張施術にも対応しております。この場合、ホテル側の宿泊費用はご自身のご負担となり、施術料金とは別に実費でお支払いいただく形になります。事前にご希望の場所と時間をお知らせいただければ、可能な範囲で調整いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
施術は国家資格保持者が行います
Harinoaの施術は国家資格を保持する男性鍼灸整体師が訪問・施術を行います。問診、触診などで妊婦さんのお身体の状態を確認後、さらに妊娠中の体の状態やその日の体調に合わせて、施術内容を調整しています。
おわりに
妊娠中に涙が出やすくなったり、感情の波が大きくなったりするのは、ホルモンの変化や体の巡りの乱れによる、体からのサインのひとつです。そのサインに気づき、体を整えることで、気持ちにも少しずつ変化が生まれることがあります。
また施術中に感情が溢れ、涙される妊婦様も少なくはないのです。赤ちゃんを思うお気持ちが、涙となってあわられることもよくあります。
一人で抱え込まず、鍼灸やマタニティ整体を妊娠中の心とお体ケアの選択肢のひとつに加えてみてください。